あらゆるものはこれまでの消費や所有ではなく、シェアして利用する時代。
シェアサイクル[Share Cycle]は必要な時にいつでもどこでも簡単に自転車を利用できるサービス。
シェアサイクルサービス『PiPPA[ピッパ]』を解説。
【2021/07 Japan】
Contents
『PiPPA』
スマートフォン1つで
「ピッ」と開錠して「パッ」と乗れる
シェアサイクルサービス PiPPA
PiPPA
『PiPPA[ピッパ]』はスマートフォンを利用したシェアサイクルサービス。
専用アプリでアカウント登録すれば、24時間いつでもどこでも簡単に自転車を利用できる。
専用アプリを利用することにより、スマートフォンですべて完結。
シェアサイクルなので、PiPPA専用駐輪ポートであれば、自転車はどこでも借りれて、どこでも返せる。
2018年、『PiPPA』は板橋区からサービス開始。
現在、東京、京都、宮崎等を中心に全国でサービス展開中。
シェアサイクル専用に独自に開発された『PiPPA』の自転車はシンプルで白と赤のカラーが特徴的。
『PiPPA』利用可能エリア
『PiPPA[ピッパ]』の利用可能エリアは専用駐輪ポートのあるエリア。
一部の主要都市や観光地などエリアは限定的。
しかしよく調査していて、通勤通学や観光に自転車移動が便利な京都に120ポートと多数。
『PiPPA』は観光施設近くに充実。
エリア | 専用駐輪ポート数 |
---|---|
東京[Tokyo] | 21ポート |
京都[Kyoto] | 120ポート |
宮崎[Miyazaki] | 66ポート |
有田[Arida,Wakayama] | 10ポート |
斑鳩[Ikaruga,lkoma-gun,Nara] | 1ポート |
宿毛[Sukumo,Kochi] | 5ポート |
阿南[Anan,Tokushima] | 4ポート |
延岡[Nobeoka,Miyazaki] | 4ポート |
大月[Otsuki,Yamanashi] | 1ポート |
見附[Mitsuke,Niigata] | 3ポート |
『PiPPA』利用料金
『PiPPA[ピッパ]』には利用目的に合わせて「一時利用」「デイパス利用」「月額利用」の3つのプランが用意されている。
・【一時利用】
・【デイパス利用】
・【月額利用】
料金プラン【一時利用】
『PiPPA[ピッパ]』の一時利用は30分毎に100円(+税)。
利用にはあらかじめ専用アプリにPiPPAコインをチャージしておく必要がある。
エリア | 料金 |
---|---|
東京[Tokyo] / 京都[Kyoto] / 宮崎[Miyazaki] / 有田[Arida,Wakayama] / 斑鳩[Ikaruga,Nara] / 宿毛[Sukumo,Kochi] / 延岡[Nobeoka,Miyazaki] / 大月[Otsuki,Yamanashi] / 見附[Mitsuke,Niigata] | ¥100(+tax) / 30分 ※東京[Tokyo]エリア限定延長料金50円(+tax) / 30分 |
阿南[Anan,Tokushima] | ¥150(+tax) / 30分 ※一時利用料金の一部は遍路道の修繕などを目的に寄付される。 |
料金プラン【デイパス利用】
『PiPPA[ピッパ]』のデイパス利用は有効時間中、自転車を何度でも利用可能。
自宅近くに専用駐輪ポートがなくて利用が難しかった人がお得に『PiPPA』を利用可能。
有効時間中であれば、自転車を自宅に乗って帰り翌日専用駐輪ポートに返却といった使い方も可能となった。
デイパスはエリアによって利用料金が異なるためエリアをまたいでの利用はできない。
デイパス有効時間は購入した時点から開始される。
有効時間を過ぎた場合、超過分料金として30分毎に100円(+税)の超過分がチャージ残高から精算される。
デイパスエリア | 料金 |
---|---|
東京[Tokyo] | ¥300(+tax) / 24時間・¥800(+tax) / 72時間・¥3,000(+tax) / 720時間(30日) |
京都[Kyoto] | ¥500(+tax) / 5時間・¥1,200(+tax) / 48時間・¥2,000(+tax) / 120時間(5日) |
宮崎[Miyazaki] | ¥400(+tax) / 3時間・¥600(+tax) / 5時間・¥1,000(+tax) / 12時間 |
見附[Mitsuke,Niigata] | ¥100(+tax) / 12時間・¥500(+tax) / 1週間・¥1,500(+tax) / 1ヶ月 |
その他エリア 有田[Arida,Wakayama] / 斑鳩[Ikaruka,Nara] / 宿毛[Sukumo,Kochi] / 阿南[Anan,Tokushima] / 延岡[Nobeoka,Miyazaki] / 大月[Otsuki,Yamanashi] | ¥500(+tax) / 6時間・¥800(+tax) / 12時間・¥1,000(+tax) / 24時間 |
料金プラン【月額利用】
『PiPPA[ピッパ]』の月額利用は1回の利用時間が30分以内であれば何度でも無料で利用可能。
30分を超えた場合は、超過分料金として30分毎に100円(+税)の超過分がチャージ残高から精算される。
料金 | 30分以内の利用 | 30分超過の利用 |
---|---|---|
¥1,500(+tax) / 1ヶ月 ¥6,000(+tax) / 6ヶ月 ¥10,000(+tax) / 12ヶ月 | 無料 | ¥100(+tax) / 30分ごと ※東京[Tokyo]エリア限定延長料金50円(+tax) / 30分 |
『PiPPA[ピッパ]』の支払いは前払制なので、あらかじめ支払い方法を登録しておく必要がある。
・【各種クレジットカード(VISA、マスターカード、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナーズクラブ)】
・【モバイルSuica】
・【ドコモケータイ払い】
・【auかんたん決済/au WALLET】
・【ソフトバンクまとめて支払い】
・【ワイモバイルまとめて支払い】
・【支付宝(アリペイ)】
・【銀聯ネット決済】
・【LINE Pay】
・【Apple Pay】
『PiPPA』利用方法
『PiPPA[ピッパ]』の利用手順は次のとおり。
①【アカウント登録&チャージ】
②【乗る】
③【返却】
利用手順①【アカウント登録&チャージ】
『PiPPA[ピッパ]』アプリをインストール。
アカウント登録認証方法は「携帯電話番号」「Facebookアカウント」「Googleアカウント」「Apple ID」の4つ。
アカウント登録後、「PiPPAコイン」をチャージし、利用開始準備完了。
利用手順②【乗る】
自転車の利用は予約不要で「PiPPA専用駐輪ポート」から可能。
駐輪ポートに駐輪してある自転車のスマートキーをアプリで開錠して利用開始。
スマートキーの開錠方法は「QR開錠」「タッチ開錠」「手動開錠」の3つ。
・【QR開錠】
・【タッチ開錠】
・【手動開錠】
休憩や買い物などで「PiPPA専用駐輪ポート」以外の場所で一時的に駐輪するときは、手動で施錠後、アプリの「一時駐輪」をタップ。
再び自転車を乗るには乗り出した時と同様、アプリで開錠。
一時駐輪中も利用時間は継続され料金も発生する。
利用手順③【返却】
自転車の返却は「PiPPA専用駐輪ポート」でスマートキーを手動で施錠後、アプリで「利用終了」をタップし、返却完了。
利用料金はスマートキー施錠後に自動精算。
『PiPPA』自転車
『PiPPA[ピッパ]』で利用できるのはシェアサイクル専用に独自に開発されたオリジナル自転車。
24インチのシティサイクル型の車体はアルミフレームで軽量設計。
シェアサイクルでは珍しく電動アシストは付いていないが、3段変速ギア付きで乗り心地や走行のしやすさが工夫されているため、少しの坂道なら軽快に走れる。
電動アシスト付きでなくてもシンプルな『PiPPA』なら街中のチョイ乗りにちょうど良い。バッテリーの充電残量を気にする必要もない。
ハンドルがセミアップタイプなので、乗り降りしやすい。
ハンドル右側は3段変速ギア、左側はグリップを回すタイプのベル。
コンパクトなカゴ付き。
タイヤはパンクしないソリッドタイヤ。
後部に搭載されている「スマートキー」はシェアサイクルに必要な「開錠」「施錠」「決済」をスマホひとつで完結させ、『PiPPA』の利用を簡単なものにしてくれている。
自転車は上手にシェア
これまでの購入し所有していた自転車は、スマホひとつでいつでも気軽にシェアするのが可能になった。
シェアサイクルの利用は、自転車購入の初期費用や駐輪場所がいらない。メンテナンスの手間など無駄な時間もかからない。
自転車は所有するものから、利用するものへと価値観が変化。
ぜひ新しい移動手段としてシェアサイクルを利用してみてほしい。