豊洲[Toyosu,Tokyo]にオープンした新時代型パーク『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』を解説。
【2021/02 Tokyo,Japan】
Contents
『TOKYO SPORT PLAYGROUND』
『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』は、豊洲[Toyosu,Tokyo]に「ナイキ[Nike]」と「三井不動産レジデンシャル」が共同で手掛けた、さまざまなスポーツ体験を生み出す新しいデザインコンセプトのパーク。
2020年10月10日から2021年9月20日までの約1年間、期間限定オープン。
東京は世界の大都市と比べスポーツをする場所が少ないという課題があり、今の日本の若い世代はアクティブではないと言われている。
『TOKYO SPORT PLAYGROUND』はそんな東京の課題を解決すべく「ナイキ」が「スポーツの日常化」を目指し、子供から大人まで遊び心を持ってスポーツに参加できる場をかたちにしたもの。
また、パーク内のバスケットボールコートやランニングトラック、広場のフロアには、「ナイキ」製品の製造工程で発生した廃材や使用済み製品を再利用した「Nike Grind[ナイキグラインド]」が使用されていて、まさに「ゴミでできた公園」。
『TOKYO SPORT PLAYGROUND』は、年齢や性別、スポーツ経験、障がいに関係なく、すべての人が一緒に使える「INCLUSIVE DESIGN[インクルーシブ・デザイン]」と、よりよい社会を目指す仲間たちと持続可能な社会を目指す「SUSTAINABLE[サスティナブル]」をコンセプトとしている。
SHOES INSPIRED ー シューズからインスピレーションを得たエリア ー
『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』を形成する色鮮やかなグラフィックで表現された6つのエリア。
各エリアのデザインは「ナイキ[Nike]」を代表するシューズからインスピレーションを得ている。
エリア①【CORTEZ TRACK ー コルテッツ・トラック ー】
「CORTEZ TRACK[コルテッツ・トラック]」は、トラックの形から高低差まで、非日常感溢れる1周280mのランニングトラック。
スタートはナイキ[Nike]の前身会社「BLUE RIBBON SPORTS[ブルー・リボン・スポーツ]」が設立された年「1964」
1960s / NIKE CORTEZ
はじまりのものがたり
最も歴史のあるアイコニックなシューズ。1967 年にナイキの前身であるブルーリボンスポーツとして、日本のスポーツメーカーのシューズをアメリカで輸入販売していた頃に、2社の契約の一環として製作されました。1971年にナイキブランドを立ち上げ、日本のスポーツメーカーとの関係は終了し、その後、1974 年にナイキが「コルテッツ」の商標権を得ることとなりました。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
ナイキの社名候補のひとつだった「DIMENSION SIX」
トラックの途中には「はやぶさ[FALCON]」のモチーフも、、、
エリア②【WAFFLE TRAINER SQUARE ー ワッフル・トレーナー・スクエア ー】
「WAFFLE TRAINER SQUARE[ワッフル・トレーナー・スクエア]」は、さまざまなスポーツを楽しむことができる、遊び心溢れる遊具付きのイベントスペース。
ヨガやダンスなどさまざまなアクティビティも行われる。
1970s / NIKE WAFFLE TRAINER
ナイキブランドの誕生
ランニングシューズに革新的なアイディアを生んだワッフルソールのシューズ。オレゴンで生まれたアイディアは、1973年に日本の工場で初めて製造されました。この革新的なデザインのシューズは、発売後間も無くしてランナーの人気を得て、その40年後には日本のデザイナーとのコラボレーションにも登場するなど、現在でもスポーツを超えたスタイルアイコンとしての地位をも獲得しています。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
遊び心溢れる土管。
完全にあの漫画を再現。
エリア③【ACG ADVENTURE ー エーシージー・アドベンチャー ー】
「ACG ADVENTURE[エーシージー・アドベンチャー]」は、360°どの方面からもクライミングが可能な、立体ジャングルジムエリア。
1980s / NIKE LAVA HIGH
新しい場所へ
80年代に入ると、ナイキはランニングやチームスポーツ以外の分野にも拡大を始め、アウトドアのハイキングやクライミング向けのラバハイのようなカラフルなシューズやアパレルのデザインを開始し、後にACG(エーシージー):オール・コンディションズ・ギアと呼ばれるコレクションとして展開しました 。日本を含む世界中の自然豊かな行楽地からインスピレーションや名前を得ており、ラバーハイ、ラバドーム、タカオなどのスタイルは、現在でも根強いファンに愛されています。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
エリア④【AIR RAID COURT ー エアレイド・コート ー】
「AIR RAID COURT[エア・レイド・コート]」は、色鮮やかなコートデザインが特徴的な3×3のバスケコート。一体利用でフルコート試合も可能。
1990s / NIKE AIR RAID
世界中に羽ばたく
1990年代に入ると、バスケットボールの人気が世界中に広がっていきました。野外のバスケットボールコートが世界にも増える中、日本でもナイキが原宿に3人制ゲーム用のコート「NIKE HOOP TOWN」を作るなど、その流行の先端を走っていました。ナイキのデザイナーのティンカー・ハットフィールドは、アウトドアコートでプレーする人たちに向けてシューズをデザインしようと考え、野外に対応する頑丈さと、バスケットボーラーにも、スニーカーヘッズにも愛されるスタイルを兼ね備えたエアレイドを生み出しました。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
ここまで色鮮やかなバスケコートは他にあるのだろうか。
エリア⑤【SB DUNK SKATE PLAZA ー エスビー・ダンク・スケート・プラザ ー】
「SB DUNK SKATE PLAZA[エスビー・ダンク・スケート・プラザ]」は、車イスでも楽しめるメリーゴーランドがある、初心者にもオープンなスケートプラザ。
2000s / NIKE SB DUNK
スポーツとストリートの出会い
2000年頃には、スケートボードは、アウトサイダー達の趣味や子ども達の遊びという枠から、国際的にも認められるスポーツの地位を確保していました。そして更に、スタイルやカルチャーにおいて多大なる影響力を持つ存在へと変貌していきました。パークのデザインにも見られる、その中でも特に有名となったダンクプロSBコラボレーションを皮切りに、スポーツ、ストリート、ファッションとの完璧な融合を果たし、日本におけるナイキSBの黄金期の幕開けを飾りました。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
ステア、バンク、ボックス、レールなどストリートのあらゆる要素が詰まっていて、初心者から上級者までスケートが楽しめる。
エリア⑥【AIR MAX TERRACE ー エアマックス・テラス ー】
「AIR MAX TERRACE[エアマックス・テラス]」は、パークのすべてのエリアが一望できる高台。
2010s / NIKE AIR MAX
エアの進化
ナイキ エアが初めて商品に搭載されたのは 1978 年、日本製のテイルウインドの中でした。しかし1987年3月26日のエア マックスの誕生まで、エアバックは見せるためのものではなく、機能として内蔵されているものでしかありませんでした。その後、エアバックは年々改善されていき、今となっては新しいモデルには欠かせないエア マックスのアイコニックな特徴となりました。エア マックスの人気と進化は止まることなく、毎年、世界中で3月26日をエア マックスデーとして祝福しています。
TOKYO SPORT PLAYGROUND
FACILITY ー 設備 ー
『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』には、さまざまなスポーツやアクティビティを存分に楽しめるように、すべての人が一緒に使える快適で便利な設備が揃う。
設備【CLUB HOUSE ー クラブハウス ー】
パークのエントランスエリア。
受付、ロッカースペース、リフレッシュルーム、トイレ、給水機などが備わっている。
「SUSTAINABLE[サスティナブル]」への取り組みや「INCLUSIVE DESIGN[インクルーシブ・デザイン]」を実際に体感できる施設になっている。
設備【RECEPTION ー 受付 ー】
パーク利用の際、まずは受付でチェックイン。
受付カウンター横に設置されているスニーカーリサイクルプログラム『Reuse-A-Shoe[リユース・ア・シュー]』のシューズ回収ボックス。
設備【LOCKER ROOM ー ロッカールーム ー】
ロッカールームは男女別。
鍵付きロッカーとシャワーブース、洗面台が完備。
2つあるシャワーブースのうち1つは車イスにも対応。
設備【REFRESH ROOM ー リフレッシュルーム ー】
誰でも利用可能なコミュニティスペース。
空間のデザインはナイキの前身「BLUE RIBBON SPORTS[ブルー・リボン・スポーツ]」のクラブハウスがモチーフ。
設備【BATHROOM ー トイレ ー】
パーク内のトイレはすべてユニバーサル仕様、ジェンダーフリーで誰でも利用可能。
設備【WATER DISPENSER ー 給水機 ー】
パーク内にはゴミを出さないために、自動販売機ではなく給水機を設置。
マイボトルを持参すれば、タイアップしている無印良品の「自分で詰める水」の給水機を自由に利用できる。
ボトルは受付で購入も可能。
給水機はパーク内に全部で4台。
ちなみにパークへのペットボトルの持ち込みは禁止。
ゴミ箱も設置されていない。
HOW TO USE ー 利用方法 ー
『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』を利用するには「NIKEアプリ」から事前予約が必要。
①【「NIKEアプリ」から来場希望日を選択し事前予約】
②【来場時、受付でアプリ画面を見せチェックイン、リストバンドをもらう】
③【入場(リストバンドを見せることにより施設出入りが一日中自由)】
混雑状況は公式サイトからリアルタイムで確認可能。
「NIKEメンバーシップ」は13歳以上が登録可能だが、安心安全な利用のために、未成年には保護責任者の同意が必須。
また13歳未満の入場に関しては保護責任者の同伴を推奨。
PROTECT THE FUTURE WHIT SPORTS ー スポーツで未来を守る ー
『TOKYO SPORT PLAYGROUND[トーキョー・スポーツ・プレイグラウンド]』は、二酸化炭素排出量と廃棄物ゼロを目指し、地球環境への負荷を最小限に抑えた。
「ナイキ[Nike]」が考える、いつまでも快適な環境でスポーツをする未来を守るための、サスティナブルへの意識が強く感じられる。
「TOKYO SPORT PLAYGROUND」
【Address】6-4-1, Toyosu, Koto-ku, Tokyo
【Tel】07033028029
【HP】tokyo-sp.com
【Hours】
15:00-21:00(Weekday)
10:00-21:00(Holiday)
【Features】Admission Free,Locker room, Water-dispenser by MUJI
①【CORTEZ TRACK ー コルテッツ・トラック ー】
②【WAFFLE TRAINER SQUARE ー ワッフル・トレーナー・スクエア ー】
③【ACG ADVENTURE ー エーシージー・アドベンチャー ー】
④【AIR RAID COURT ー エアレイド・コート ー】
⑤【SB DUNK SKATE PLAZA ー エスビー・ダンク・スケート・プラザ ー】
⑥【AIR MAX TERRACE ー エアマックス・テラス ー】