【NYヒップホップ観光】HIPHOPカルチャー誕生の地『1520 SEDGWICK AVE.』

NewYork[ニューヨーク]のガイドブックにはヤンキースタジアム[Yankee Stadium]くらいしか載ってないが、HIPHOPカルチャーにとって重要な地であるBronx[ブロンクス]。

70年代にはBronxの小さなムーブメントだったHIPHOPは、今やミュージックチャートのメインストリームとなった。

そんなHIPHOPカルチャーはどこでどのように誕生したのか。

HIPHOPが誕生したBronxにある公営住宅『1520 SEDGWICK AVE.[1520セジウィック・アヴェニュー]』を紹介。

【2019/09 NewYork,United States of America】

『1520 SEDGWICK AVE.』の場所

最寄駅は緑の4ライン「Mt Eden Av Station[マウント・イーデン・アヴェニュー・ステーション]」

ここからHarlem River[ハーレム・リバー]に向かい15分くらい歩く。

途中の街並み。

この辺は白人をよく見かけた。

この階段を降りたらSedgwick Ave[セジウィック・アベニュー]

Sedgwick Aveの歩道はこんな感じ。

バスケのストリートコート。

平日昼間のため誰もいなかった。

Washington Bridge[ワシントン・ブリッジ]が見えてきたらもうすぐ。

ここがヒップホップ誕生の地『1520 SEDGWICK AVE.[1520セジウィック・アヴェニュー]』

2017年6月、「Sedgwick Av[セジウィック・アヴェニュー]」は正式に「Hip Hop Blvd(ヒップホップ大通り)」と命名され、標識が設置された。

すべてはここから始まった

HIPHOPカルチャー誕生の瞬間

Jamaica[ジャマイカ]から家族で移民としてNewYork[ニューヨーク]に移住してきたDJクール・ハーク[DJ Kool Herc]ことクライヴ・キャンベル[Clive Campbell]は、妹が新しい服を買うお金を稼ぐために企画したパーティーでDJを頼まれた。

1973年8月11日、ハークは自身が住む『1520 SEDGWICK AVE.[1520セジウィック・アヴェニュー]』のレクリエーションルームに父親のサウンドシステムを設置してパーティーを始めた。

貧しくクラブに行けない若者たちは今までに聞いたことのない大音量に驚きパーティーは大成功。

このハークの妹が企画したパーティーがHIPHOPカルチャー誕生の瞬間であり、パーティーが開催された1973年8月11日はHIPHOPカルチャーの誕生の日とされる。

DJ Kool HercのDJスタイル

DJクール・ハーク[DJ Kool Herc]は曲中で客が一番盛り上がるのは途中のドラムだけの短いパート(ブレイク)であることに気づき、同じレコード2枚を使いブレイクを延々とかけつづけた。

ハークの回す終わらないブレイクでダンサーたちは一晩中踊り狂っていたそうだ。

1973年8月11日に『1520 SEDGWICK AVE.[1520セジウィック・アヴェニュー]』で開催されたはハークの妹の企画したパーティーは「ブレイクビーツ[BreakBeats]」誕生の瞬間でもある。

このパーティーをきっかけにハークは毎月パーティを開催。

客はどんどん増え公営住宅のレクリエーションルームから公園でのブロックパーティーそしてクラブへと規模がどんどん大きくなった。

これがHIPHOPカルチャーすべての始まり。

1520 SEDGWICK AVE.
[Addres] 1520 Sedgwick Ave.